有限会社 井上製作所

会社への想い

私(息子)の想い

Desire

私(息子、以下私)は2006年より、弊社社員として、入社しております。途中諸事情により、同族が経営している介護業界での副業も兼ねていた時期もありました。
私自身、マシニングセンターやNC旋盤を使用して、10年以上、直接製造業務に当たっておりましたが、ある時、違和感を覚えました。

それは、私がどんなに作業効率を上げても、どんなに利益を生み出しても、評価の基準が無く、給与が上がらない。社長の機嫌が良い時は給与が上がり、リーマンショックの時は下がり、子供が生まれたときは給与が上がり、コロナになれば給与が下がる・・・。

その時思いました。
「リーマンやコロナ、結婚や出産。そんなイベント事で俺の給与が変動するのはおかしくないか。」
どんなに仕事をしていても、虚無感ばかり感じていました。製造の仕事がしたくなくなりました。そして疑問も感じていました。

ここで働く人たちは、自分たちが適切な評価がされないまま働かされて、社長の鉛筆舐めで上がる給与程度で、満足なのだろうか。もっと利益を生み出す為の仕組みを作って、高い給与が欲しくないのか。
実際、勤続20年のベテラン社員がおりますが、事実、給与は上がっていません。
「評価」によって給与が上がる人がいないのです。「評価基準」が無いので当然です。
組織としての「仕組み」が無く「評価基準」も無い。ゆえに、優秀な経歴を携えてくる人は皆早期に退職してしまいます。

そして私は思いました。
「まじめに“経営”がしたい。」
「まじめに経営」とは、顧客満足度を常に高める。従業員に対しての評価基準を曖昧にせず内発的動機を高め、“属人的ではない組織”で動ける“仕組み”を形成する。など。

まじめな経営を始める為に今一人、経営の勉強をしています。社員一人一人が持つ能力を最大限に発揮できる“仕組みづくり”の為です。それこそが“経営”だと思っております。
その結果として、“顧客満足”→“会社の利益向上”→“社員の賃金向上”に繋がると確信しています。しかし今の社員には、私は変人やバカ息子にしか映っていないことでしょう(笑)。
でもそれで良いのです。変人やバカ息子で良いのです。私には大きな夢があるからです。

私の夢は、弊社社員が皆、高級車に乗って出勤する姿を見ることです。

私の心に響いた大好きな講演会